光触媒３つの基本　（まずは各種効果を引き出す要素の紹介）

光触媒という言葉を聞いたことが無い人もいるかもしれませんが、植物の光合成とよく似ています。
植物が水・二酸化炭素から酸素をつくりだすように、同じようなことを住宅の外壁で行ってしまうのが光触媒塗装です。塗料に含まれている光触媒（酸化チタン）に光（紫外線）があたることで「分解力」「親水性」「帯電防止効果」が発生します。これにより、セルフクリーニング効果や空気浄化効果などが発揮されます。

「分解力」とは？ 光触媒である酸化チタンに光（紫外線）があたると酸化チタン表面に分解力（酸化還元）をもつ活性酸素が発生し、さまざまな汚れ(有機物)を分解します。

「親水性」とは？ 水をはじく「撥水（水が球状になる状態）」に対し、水のなじみがよくなることを「親水」と言います。 水が外壁と汚れの間に入り込み、浮き上がらせることによって、汚れが流れ落ちます。 （下記、イメージ図参照）

「帯電防止効果」とは？ 建物(外壁)に帯電する静電気を抑えることでチリ、ホコリなどの汚れを寄せ付けない効果があります。

当社の 「 光触媒プラン 」 は、塗料としてＴＯＴＯオキツモ(株)のハイドロテクトコート,ECO700を使用

こんなにすごい光触媒の各種効果（５項目）

光触媒は親水性が強いため汚れと外壁面との間に水が入り込み、（汚れは分解されて外壁との付着力が弱まっている状態）汚れが洗い流されます。 強い雨が降ればさらに効果的に汚れが洗い流されます。
そして帯電防止効果も手伝い外壁が掃除をしなくてもきれいに保たれます。 ただ注意していただきたいことは、「汚れない」ではなく「汚れにくい」という事です。

（右上写真）７年経過でこの効果はスゴイ、一目瞭然。現在の塗料はもっと開発が進んでいるため更なる効果が期待できそうです。TOTO虎ノ門ビル　写真はTOTOオキツモ様に研修に行ったときに頂いた資料です。

（左の動画）　左：フッ素塗料を塗装　右：光触媒塗料を塗装
フッ素塗料と光触媒塗料の防汚実験です。
車の排気ガスを模した汚れをハケで付着させて水の中に入れます。光触媒を塗装した板（右）は光触媒の効果で水の中に入れたと同時に汚れが板からは剥がれ落ちています。
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生活空間のいたる所に存在する細菌、カビ、藻。外壁面の有機成分などを栄養源にして繁殖し、建物の美観を損なうだけでなく、劣化をもたらします。 光触媒のコーティングは、自然の分解力によって細胞壁が破壊され抗菌されます。カビや藻の繁殖を抑制し、建物の劣化、腐食を防ぎ資産価値を維持します。 従来の塗料のような「抗菌剤」を混ぜて薬剤で抗菌、殺菌するような方法とはまったく違い、自然の力で抗菌するために安全で、効果が半永久的に持続します。（コーティングがある限り）

現在、自動車の排ガスなどから排出される窒素酸化物（ＮＯｘ）や硫黄酸化物（ＳＯｘ）などの環境汚染物質によって空気が汚されてしまっています。これを光触媒によって除去することで大気をクリーンにすることができます。
こんなに環境・人体に優しい光触媒

生活していく上で私達の周りには様々なにおいが存在します。しかしにおいの中でも気になるのがアンモニア、タバコ臭、排ガス臭などの悪臭物質と呼ばれるものです。これらも光触媒の分解力によって除去することができますが、外壁塗装の場合は屋外なので、さすがに体感できるほど防臭効果は期待できませんが、しっかり空気中の有害物質を浄化しています。樹木と同じような効果です。室内などに光触媒を施工する場合はタバコ臭、ペット臭などに効果的です。

以前（5年以上前）までの光触媒塗料は、たしかに良いんだけど、高くて、施工が難しいというイメージがありました。 しかし現在の塗料は、格段に性能が良くなっていて、耐久性や施工性も飛躍的にUPし、価格も需要とともに安定してきました。現在の光触媒塗料はフッ素、シリコンと同じかそれ以上の耐久性を持っていて、それらの塗料にはない付加価値と安全性を併せ持つ最新の塗料です。